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【ブログ更新】分け隔てなき愛情

かつては担当客先でライバル同士だった相手が今は親しい友人に

なっている白い動物です。

 

営業時代の事なんですけどね。

ある事をきっかけにやり取りをすることが定期的にありまして

その中の1つが携帯電話の価格表だったりします。

本職は全く別のものなのですが、取扱商品の関係上携帯電話も

扱い、更に年間のノルマもあるという状況なのです。

 

ご本人は得意分野ではない為、色々と売り方や勧め方といった

テクを相談される事がありました。

同じ電話会社の商品を私自身販売していた関係もあり、手続等も

教えたりする場合もあったり、色々と仲良しになり親しい友人に

なっています。

 

今は彼から携帯電話の購入をしています。

 

その方から以前というか結構前に言われた事があるのですが、

「分け隔てなくお客様に愛情をたっぷり注いでいるから、共通の

お客様から〇さん(私)の良い話しか聞かないよ。

今回ウチが注文取れなかったのが納得できた。」

というものでした。

 

その時はよく意味が分かりませんでした。

私が普段当たり前のようにしていた事だったのです。

最近色々と考えてみてやっと意味がわかりました。

 

当時担当していたお客様は前任者から引き継いだ際に、何らかの

理由で訪問がされていない状態が半数で?と思いました。

 

担当していたお客様は既に他社を含めて製品を使用しているので、

製品を全く知らないという訳でもありませんが、私のいた企業の

印象は薄いまたは悪いのどちらかでした。

 

私は毎月そのお客様「も」分け隔てなく訪問しました。

担当者が不在の場合は名刺とカタログを毎月変えて置くだけではなく、

現在も内容を変えてプライベートでは使用している、ハガキサイズの

自前で作った手書きの連絡メモを添えていました。

 

半年くらいは何も反応がなく、本当に相手にされていない状態が

続いていましたが、ある企業さまで面会してくださっったのをきっかけに

少しずつ他のお客様もお会い下さるようになりました。

 

そして1年後にあるお客様から代替のお話があり、お話を進めた結果

注文を頂くことができました。

納車の際にスタッフの方が集まり、お褒め頂けたことは私にとって

大切な思い出のひとつです。

納車が終わったころには近所のお客様とご同業の方が見学に

来られるほどでした。

 

今までの努力が実った瞬間でした。

営業車に戻って運転席に座った途端に、思わずうれしくて涙を

流してしまったことを覚えています。

 

そのお客様から事ある毎に

「あの時はありがとう」

と言われるのです。

 

それは今も変わらないでいます。

今は毎年恒例のある商品をごっそり買いに行くのがそのお客様との

ご注文を頂いた際のお約束です。

 

 

お話は変わり、丁度その頃に別のお客様から言われた言葉が、

「〇さんはいつも(お客様を)大切にしてくれるから好きですよ」

というものでした。

 

3か月前にこのお客様で他社との競争にどうやっても勝てる事が

できなかったはずが、私が注文を取れることになったのです。

 

大きな企業様で、多分社名は世界でも知っている人が多いと

思います。

我が家でもそのお客様の製品は長年愛用しています。

 

後でわかった事なのですが、

 

「対応が早かった」

「一緒に色々と悩んで考えてくれた」

「提案がわかりやすかった」

 

などの理由はありましたが、その中で多かった理由が

 

「値段もギリギリまで頑張ってくれた」

「(お客様の)製品を理解して好きになってもらえた事」

「お互いにメリットだけでなく、デメリットも含めて説明を

してもらえ、真剣に(お客様の事を)考えている事が伝わった」

「これからも(〇さんと)お付き合いをしていきたいと感じた」

「車体に入る社のロゴマークの再現を忠実にして下さった」

 

というものでした。

使用部署と担当部署が異なり、条件的に厳しい中で私がこの

お客様からご注文を頂けたのは、使用部署の方の信頼を得る

事ができたからだと、改めて感じました。

 

ある現場スタッフのリーダーの方からの後日談でしたが、

「全員で〇さんにお願いしようって上に働きかけたんだよ」

と言われて、もう床に頭が着く位に頭を下げてお礼を伝えた

記憶がありました。 

 

後にその車両はある業界の新聞に写真入りの記事で掲載されました。

大変光栄な事でしたが照れくさかったです。

 

赤いボディにお客様の青の社名ロゴがマッチしていて、良かったと

思いました。

写真写りも良かったですし。

ロゴにもこだわって良かったです。

 

当時の事を思い出して書いていたらその部署の方の事を思い出して

涙が出ました。

皆さんお元気かなぁ…。

 

私にとって初の受注車両は某大手製造業の工場で使用されるもので、

同時に別件で3台関係した小型機種も一括で受注できました。

 

今でもご愛用頂けているそうで、ありがたいお話です。

何分特殊仕様なものなので、仕様をお話できないのが残念なの

ですが、ある電車の車窓からタイミングが良ければ見えるかも

しれないです。

 

他にもたくさん愛情を注いで接したお客様が多くありました。

悔し涙を流すことが多かった最初の頃に比べて、時間が経つにつれて

うれし涙に変わっていっていました。

本当に良いお客様に恵まれたと改めて実感しました。

 

ある上司からは「営業」は企業のお客様との恋愛だよと言われた意味が

納得できました。

 

出会いとその後が大事なのは恋愛も一緒ですね。

飛び込み営業=ナンパ

既存客先への営業活動=顔出し+世間話

他のお客様からの紹介=合コン

アポ取り=デートの約束

商談=デート

見積・提案書=愛の告白

値段等条件交渉=愛の駆け引き(高条件=良いとは限らない)

発注の内定通知=告白へのOKメッセージ

断りの通知=振られちゃったorz

失注後他の案件では継続=振られたけど友達として継続

仕様等の最終確認=プロポーズ

車体の社名入れ=指輪

注文書=婚姻届

納車日=結婚式

使用開始=結婚生活の始まり

新たな追加車両や設備等の話=子どもの話

他社に発注される=浮気されたorz

他社に代替される=寝取られたorz

以下略

 

という感じなのでしょうか?

 

だけど、駆け引き(値段の見積交渉)は当時からあまり得意では

なかったです。 

仕事もプライベートも基本1本勝負なので!

駆け引きは営業時代に慣れたのである程度は大丈夫ですけど。

 

当時担当したお客様に、これからもいい事がありますように!

その節は大変お世話になりありがとうございました。

また機会がある時にお世話になった企業様の製品をPRしていきます!