長いトンネルの出口がようやく見え始めた白い動物です。
今を思えば十数年前に起きた出来事をきっかけに今までずっと
長い真っ暗なトンネルを進んでいたと思います。
周りの方からは「いつかきっといい事あるから」と言われていましたが
「いつか」っていつだよ、具体的な時期を言ってほしいと、他人事のように
片付ける周囲の人間に対して不信感を持っていました。
結局人間って自分が見えている範囲や理解できる範囲、そして自分が
経験している範囲ではないものに関しては本当に無関心で、無責任なのだと
いう事にその頃気づかされ、ずっと元々持っている自分を押し殺して今までを
生きてきました。
最近もある年齢層の方に私が長い期間ずっと大事にしているものを
否定される発言をされ気分を害されるなど、大きい子供もいるそれなりの
年齢なのに中身は・・・という方にがっかりしています。
本当に長い暗闇のトンネルをずっと進んでいて、我慢の連続でした。
最近ある事をきっかけに光が差し込んでからは、本当に毎日が楽しくなり
ました。
本当に今年は今までにない位に良い人と出会う事が多く、その方々と
一緒に物事を取り組んで結果を出せたよろこびを共有できたのが
一番の出来事になりそうです。
その事がきっかけで今ある人へ捧げる作品をつくり、時間はかかりましたが
完成する事ができました。
そして色々と考えた結果、その作品はどの様な形であれ公開はせずに
捧げようと決めました。
歌詞の中にある「同じ、同じ場所がお互いの中にある」というフレーズの
言葉どおり、その瞬間(とき)は(お互いが)同じ場所(に持っている思い出)に
あるので、これはその節目となる日が過ぎたらデータを消去して、その歌は
歌う事を封印しようと思います。
これが私の中で出した、その人へ当時届けられなかった想いであり最大の
愛情の表現です。
どうかその方が私と一緒に過ごした瞬間(とき)を幸せだったと思っていて
もらえたら私はうれしいです。