歌ってみたではまだ駆け出しの白い動物です。
最近ある方と一緒に取り組んでいる曲がありまして、どの動画サイトを
見ても掲載がない曲だったりします。
微妙に難易度が高い曲なので、歌い手様も色々と壁にぶつかる事が
多く挫折しておられる時もあります。
先日アカペラを何度か拝聴させて頂いてから、昨日試作のＭＩＸに
取りかからせていただいたのですが、その時に気づいたことが
あるのです。
歌ってみたの制作に大事な物、それは・・・
「歌い手様にたっぷりの愛情を注ぎ、好きになる事」
だという事です。
確かにＭＩＸをする側や、歌い手様の技量がどうこうとおっしゃる方も
おられるかもしれませんが、私はそれが必ずしも正しいとは思いません。
私自身の経験なのですが、あるボカロ曲でそれなりに知名度も高い、ある
歌い手様の歌ってみたを聴いて何も反応しなかったのですが、まだ表に
出ていないある方の同じ曲の歌ってみたを聴いてみて、１つ違いを感じた
事があるのです。
それは「義務感で歌っているか否か」。
ある程度名前が出る歌い手様の場合、あくまでも私の印象ですが「義務感」で
歌っている感じがする様に思える方がいらっしゃいます。
中にはよくお名前が出ている方でそうで無い方もおられますが、
「義務感」で歌われていている方がおられるのも事実なのです。
今回、歌ってみたのＭＩＸをさせて頂いている歌い手様は「義務感」では
なく、「歌うのが好きだから歌っている」という感じが聴き手側にも伝わって
いるので、人をひきつけているというのもあります。
私はある方の歌で感動し、思わず涙が出てしまいました。
その時に「この歌い手様でないと、あの歌はできない」そう感じた
私はその歌い手様に交渉し、現在の状態に至っています。
地道にコツコツと歌われていて、ご自身なりの考えをしっかりと
お持ちな努力家な人柄が私は気に入りました。
歌ってみたに限らず何事でもそうですが、「好きこそ物の上手なれ」と
いう言葉の通り、好きでないと実行が難しい物が多いのです。
私はこの歌い手様のお声が好きですし人柄も好きですが、それ以前に
それらを含めた歌い手様ご自身を1人の人間としても好きです。
好きな歌い手様の努力の結果である頂いたアカペラは愛情を注いで
ＭＩＸをしないと失礼になってしまいます。
好きな歌い手様の作品だからこそしっかりと取り組もうと思う様に
なるので、私自身も自然とやる気もでます。
あとは、歌い手様も人間ですので進めていくうちに壁にぶつかったり、
挫折をしたりと自信を無くしてしまうという事も出てきますので、そこは
ＭＩＸを担当している私が伴に歩み寄り、愛情を注いでフォローをして
へこんでしまった歌い手様のケアをする事も必要な事と考えています。
「歌ってみた」は歌い手様とＭＩＸ担当の連携と協力が重要な二人三脚な
作品です。
頂いたアカペラで試作品をしっかり仕上げて歌い手様とまた色々と
改善点を出し合い、一緒に作り上げていきたいと心に決めました。
歌い手様、今後ともよろしくお願いします。
